テイクワン♪ゴミゼロミッション♪♪

テイク1・・・テイク1の趣旨をご理解ください。
「テイク1」では、山をきれいにする事よりむしろ、ゴミについて考えてくれる人を増やす事、を主眼に考えています。 今、毎月5-10名の新しい方が参加しています。その方々に「テイク1」について説明をして、協力をお願いしています。その方が登山した時、おそらくゴミを拾う行動をとると思います。その姿を見て、同行の子供や仲間はどうおもうでしょうか?・・・・・・そうなんです!輪を広げるんです。ゴミを考える人の輪を。

(できる事)
ゴミについて考える人の輪を広げる事
登山中、自分が無意識にポケットからゴミを落とさない事

(不可能な事)
★すべての山のゴミをなくす事
「捨てる」ことを減らさない限り、いくら「清掃」登山しても、山のゴミ、街のゴミを減らすことは不可能です。この「テイク1」では、ゴミ1個拾いの輪を広げ、「捨てる」人を減らし、「考える」人を増やす事を主眼に考えています。
屋久島ゴミゼロミッション・・・ゴミゼロミッションの趣旨をご理解ください。
屋久島は登山道がしっかり(木道)していて、ほとんど荒れていません。わき道に入る人は論外。また屋久島会では、屋久島を汚すのを避けるため、山小屋宿泊はせずに、毎回、日帰り登山にしています。万一トイレに行きたくなっても、2Fトイレ、1F堆肥へかえる工場といった、人間と自然の共存を考えたトイレもできました。

屋久島の登山道は、全くゴミは落ちていません。いつもゴミ探しに苦労します。これは民家の舗装道路等も同じです。そこが鹿児島市との違いです。生ゴミも捨てずに堆肥に変えています。屋久島は日本一、環境を考えた島です。住民とともに。これは、国、県、上屋久町、屋久町、地元住民、各種ボランティア団体の力が非常に大きいです。感謝して登山しなければと思っています。人間と自然の共存が出来ている唯一の島です。

そのような状況でも島を訪れる人の数は年々増え続けており、入山規制も検討されるべき状況です。
そこで、四季山遊会ではいつも登山中のテイク1でゴミ拾いに取り組んでいますが、屋久島会では取り組みをさらにもう一歩すすめて「ゴミゼロミッション」をお願いしています。多くの登山客や観光客が島に持ち込んだゴミを山には捨てなくても集落に捨てればそれを島で処理することになり、人間と自然が密接に共存している屋久島の環境に大きな影響を及ぼします。ですから、★各自が持ち込んだものから出るゴミは全て持ち帰ることをお願いしています。(屋久島会:内藤)


ゴミを捨てる人を減らし、考える人を増やす
2005年5月9日号
山からゴミを1つずつ持ち帰る「テイク1」活動を実施
山からゴミを1つずつ持ち帰る「テイク1」活動を実施
 
自然の良さを知ってゴミを捨てない人を増やしたいです
自然の良さを知ってゴミを捨てない人を増やしたいです
 
「テイク1」で広がるゴミ1つ拾い運動
「四季山遊会」はインターネットで自然を愛する人を募集し、2001年1月より活動を始めたボランティア団体です。
会の活動は、登山やハイキングを通じて、将来の日本を担う若い方に、自然の良さを実感、そして感動してもらい、一人でも多くの人に自然を大切にする気持ちをもってほしいというものです。

現在、「テイク1」活動という、山を楽しみに行って、その道中、ひとり1つずつゴミを拾ってくる活動を行っています。目的は山のクリーンアップだけではありません。ゴミのポイ捨てについて考えてもらうためです。一人ひとりがゴミを捨てることを減らさない限り、いくら私たちが清掃を目的とした登山をしても、山のゴミや街のゴミを減らすことは不可能です。
この「テイク1」活動を通じて「ゴミ1つ拾いの輪」を広げることで、捨てる人を減らし、考える人を増やしたいと思っています。みなさんも山や街でゴミを見つけたら、1つだけ拾って帰ってください。
 
草の根的活動で美しい山を守ろう
「四季山遊会」は当初、鹿児島市の人が中心となった「鹿児島会」のみでしたが、2003年から毎月、屋久島トレッキングをする「屋久島会」が始まりました。その屋久島会を通じて全国からメンバーが集まり、現在、「福岡会」や「関西会」が誕生しました。
今後も一人でも多くの人に参加していただき、いっしょに「テイク1」活動をするのが目標です。ともに美しい自然を守りましょう。 

〜参加者の声〜

●誰にでもできる「ゴミを捨てない」が守られていないのが悲しいことだと思います。私たちの活動が、美しい自然を取り戻すきっかけになると信じています(42歳・自営業)

●子どもを連れて霧島清掃登山に参加しました。久しぶりに山へ行き、私も子どもたちも元気いっぱい楽しみました。ですが大浪池の非難小屋周辺に埋め立てられたゴミに閉口してしまいました。また参加したいです(33歳・会社員)

●いつも登る霧島連山への恩返しとして、仲間とともに霧島の清掃登山を企画しました。県内の登山仲間に声を掛けたところ25名ほど集まり、みんなで清掃しました。大きなゴミ袋4袋分のゴミが集まりました(41歳・会社員)
 
2004年を迎えるにあたって「どうして山に行くの?」という久々に愚問?を何名かの会員にしてしまいした。さすがに「そこに山があるから」という答えはありませんでしたが様々に答えがありました。「自然の中で本来の自分に戻れる」「自分が苦しんだ後素晴らしい眺めと解放感(爽快感と表現の方も)が待っている。」「心が安らいでホッとする」などなど、、、私も何故山に登るかと言えば「自然を求めて」が一番大きいです。緑や風、水や土、地球本来の自然を探し求めて山に行きます。その中では何故か自分が生き生きします。血が騒ぎます。環境破壊が進んだ現状のこの地球には、本来の自然が残っているのは「山」か「海」しかないと思います。この残された地球自然の最後のとりでの「山」が心無い登山者によって、また気付かず落としていまうゴミによって、荒廃するのが非常に残念です。2004年も引き続きテイクワン運動(ゴミを一個拾う登山)へのご賛同くださいますようどうかご検討ください。(事務局:原田)

低山のごみの多さ。霧島のごみの少なさは、ボランティアの方々の日頃の活動のたまものであって、そういう活動の手が届かない低山は悲惨な状況。やはり個人の意識のありようはまだまだ低いのかなと思います。「自然を守る」なんて抽象的な、大きな話ではなく、「ごみを捨てない」、たったそれだけの、ほんとに簡単なマナー遵守、誰にでもできるのに、それが守られていないのはとても悲しいことですね。難しいことでも何でもないのに。。。むしろ、小さな子どもたちの方がよっぽどマナー守れている気がします。世界遺産登録で、マナーアップが図られるどころか、皮肉なことに、マナー違反の人たちが多く押し寄せ、大量のごみを持ち込んでしまうのがまだまだ悲しい現実ですがその問題提起から始まる、意識を高めるための草の根的な運動がやがては現状復帰、そしてより美しい自然へと導いてくれるのかなと感じています。願わくば最初からより美しい自然へですが、こういう荒療治も一つの方法かな。 
女性会員  弟子丸さん

霧島清掃登山
清掃登山スタッフ32名


気分壮快でした。 カズ 投稿日: 2月15日(日)02時00分19秒
子供を連れて霧島清掃登山に参加しました大塚です。久しぶりの山行で嬉しく、子供らも元気に参加してくれました。本当にお疲れ様でした。大浪池の非難小屋周辺に埋め立てられたゴミに閉口しましたが、靄の中から大浪池に張った氷の風景が、幻想的で良かったので気分壮快です。途中、合流された有村様に娘(アカリ)の手を引いて引率頂き有り難う御座いました。春の花咲く頃にまた登りたいと思います。四季山遊会の皆様にまた会える日を楽しみにしてます。
2003年8月2日霧島清掃登山
参加者:◎内山・有村・小浜・竹馬・下山・大塚・大塚・鎌田・鎌田・柿内・松葉・三輪・仮屋・下村・原野・原田(16名)
高千穂峰・中岳の清掃後
清掃後
 第五回目を迎える清掃登山。とても恵まれた天気の下、高千穂峰、中岳に分かれて実施した。高千穂峰清掃班7名、中岳清掃班9名、この中岳スタッフを多くした事は正解だった。 正規登山ルートにおいては、先週もある登山グループが清掃登山したという情報を入手済み、また翌日も高千穂河原を管理する財団法人「自然公園財団」が清掃活動する予定。何度も何度も清掃するため、ほとんど登山道にゴミは落ちていないのではと推測する。 結果、やはり高千穂峰班は多くのゴミを拾うまではなかった。一方、中岳班は旧登山道を清掃したため、30年前の状態のままの清掃活動となった。たしかに大浪池の登山道も、旧道(電線下登山道)は数多くゴミが落ちていた。昔の登山者は「ビンや缶はいずれ土に戻る」感覚で、ビン・缶を捨てていたのだろうか?。途中、自然林の中の平坦な広場には、テントでも張ったのだろうか、焼酎やビール瓶も破片が散乱している。あまりにもひどい状態だ。 以前、登山家野口健さんと一緒に鹿児島大学周辺を清掃したのだが、その時と同じゴミの多さだ。ひどすぎる。二名のザックを空にして、ゴミ専用ザックにする。それでも足りない。ブリキ缶は半分くらいは錆びて土に帰っていたが、ビンは今でも鋭い。軍手して、火バサミで慎重に回収する。 私は、30年ほど前、亡き父とよく霧島登山したものだ。その時、捨てたゴミを、30年たって今、自分で回収している。

第4回清掃登山(2003年1月25日)
ゴミ収集後の清掃スタッフ

 「出来すぎ」という言葉がぴったりの素晴らしい青空の下、18名の清掃スタッフは4コースに分かれて清掃登山を開始した。冬の落葉によって太陽の光が差し込み登山道はとっても明るい。小さいゴミまで見つける。新湯温泉―新燃岳コースの私達には「韓国岳」や「大浪池」が手に取るように見える。冬だからの特権。
 今回で4回目の霧島清掃登山。年々ゴミは少なくなっているように思えるのは私だけだろうか?タバコの吸い殻くらいの大きさのゴミを探すため首が疲れる。どのコースの清掃スタッフも同じだろう。18名で4時間かけて大きいゴミ袋2つ集めた。3年前の第1回の清掃登山の時は5袋だったのを思い出すと半減している。登山者の意識の変革、各団体の清掃登山の実施などいろんな要素があると思われるが、とても素晴らしい事だと思う。百名山で一番きれいな山にしようと初めた「霧島清掃」だが本当にそうなるかもしれない。あとは全国的にまた平等に「きれい度」を図るバロメーターを考えたい。「登山口から登って1時間内に集めたゴミの量」を百名山で比較したい。百名山の中で頂上まで怖くて行けない山のある私にはそういう形で百名山を実現したい。夢は広がるばかりだ。
 14時にえびの高原駐車場にゴミを持ち寄る。以前は「燃える」「燃えない」ごみに分けるだけだったが、「再生可能か?」「プラスティックか?」など議論が始まる。「〇〇町は変だね」とか地域紛争まで始まる勢いだ。これも楽しい作業である。毎年分別区分が細分化しているという時代の流れを実感する時間だ。参加者の温泉での充実した表情が印象的だ。しかしいまだ首が痛いのは私だけだろうか?(事務局:原田)


南日本新聞(2002年12月4日)付ひろば欄
ゴミのない社会築き上げよう会社員  原田 真人(39)
 先日、ある鹿児島市内の清掃活動に参加しました。総勢200名あまりが3班に分かれ、鹿児島市内の鹿大周辺を清掃しました。普段、山で行う清掃活動では、せいぜい吸い殻や空き缶が主体でした。しかし街の街路樹わきの植込みの中にあるゴミは、全然違いました。吸い殻はもちろん、傘、中身の入った弁当箱、ペットボトル、お菓子の箱、自転車の鍵などがありました。さらに釣りざお、箱に入ったハムスターの死がい、金銭が抜き取られた免許証入りの財布なども見つけ、大変ショックを受けました。 山に登る人たちは、環境保護の意識は高いと思います。しかし繁華街を歩くすべての人が、同じとは言えません。社会問題に触れる機会が少ない方の啓蒙活動が、非常に大切だと思います。 ゴミを捨てる人を減らさない限り、いくら拾う方を集めても、ゴミを減らすのは不可能です。千代田区のように、タバコのポイ捨てに罰金をとる規制も必要かと思います。ごみを平気で捨てる社会を、変えていけたらいいなと思います。
第3回清掃登山(200年8月24日)
清掃登山スタッフ

第1回清掃登山(2001年8月4日) 
大収穫!ゴミ袋の前で!

南日本新聞2001.8.9掲載
霧島を日本一きれいな山に!  原田 真人(37)
  日頃お世話になっている霧島連山への恩返しの意味を込め、登山仲間とともに霧島の清掃登山を企画しました。県内の登山仲間に声を掛けたところ、25名ほどが集まり、5コースに分かれ隅から隅まで清掃することができました。
  日曜日になると駐車場がたりなくなるくらい多くの観光客であふれる霧島。さぞかし多くのごみが落ちていると思っていました。しかしおもっていたほどゴミはなく、ゴミを探すのに一苦労しました。みんなで一日取り組んで、ゴミ袋4袋分が集まりました。そのゴミの多い順にならべると、@たばこの吸い殻、Aキャンデーの包み紙、B空き瓶・空き缶です。特にベンチのある休憩所には、たばこの吸い殻が散らばっていました。
  年間3万人以上の登山客が全国から集まる「百名山」の霧島。これからも地元クライマーとして、霧島を日本一きれいな百名山にしたい、そう夢見ています。それはぜひとも実現したい夢です。